2004年 09月 29日
「hi‥」 Momの後ろで恥ずかしそうに顔をだすアル。 「No time No see〜 アル、Hugして」 アルの唇は上に上がり、ニコっとしながらmaryaにhug。 アルがブルックリンから東京へ来て何年もたつ。 まだ小学校低学年なのに、香水をつけたりマニキュアをしたり。 maryaはアルのくせのある髪の毛を編みながら鼻歌を歌う。 「ね、marya?それなんていう曲?」 「あ…これ…? スミスってバンドの曲だよ」 「スミス? Mr‥? それともMiss?」 「ぶぅ‥笑 歌を歌うグループの名前だよ」 「ふーん」 そっか‥。アルからしてみればスミスは日本でいうと 鈴木さんとか、中村さんとかそんなニュアンスだったのかな。クフ。 「ね〜marya?」 「何?」 「アルね‥ 幼稚園の時にMomが迎えに来てくれると嬉しくていつもMomを見つけると 走っていってHugしてたの‥。 でも、○○に(アルの幼稚園のお友達の男子) 「お前、甘えん坊だな!」って言われたの…」 あ…それはアルのMomである友達から聞いてる‥。 生意気KIDSに言われてから、アルは一目を気にするようになって Hugをしてこなくなったんだよね‥。 「日本は笑顔がないね」 アルはいつもストレート。 「どうして?」と聞き返すmarya。 「だって、あっちにいた時はみんな笑顔だったよ。」 「そうだね。アル。 あっちに戻りたい?」 「うん!」 アルはまだちっちゃいのに、胃が痛いという‥。 しかも大人びた口調で…。 「○○が、我がままだから胃が痛いよ‥」って。クフ。 アルは学校のお友達と遊ぶのが苦痛みたい。 marya達と遊ぶ方が楽しいと言ってくれる。 「よし完成〜! アル見て!」我ながら上手に編めたと思う。 鏡を手にして覗き込むアル。 鏡を斜にしたり、ポーズをとったり、確認してる。クフ。 「うわー 可愛い! これからmaryaに編んでもらおうかなっ!」 「いいよ。近所だからいつでもおいで〜」 ハグハグ。 「ね〜marya、さっき歌ってた歌もう一度歌って!」 「え〜 嫌よー。」 「どうして?」 ‥どうしてって…。ん‥ ま…いいか。maryaもアルと同じくらいの頃、スミスを聞いてたし。 英語なんて全くわからないのに、スミスをかけて大人になった気分になってたから。 今思うと、スミスというバンド。 モリッシーの歌詞やジョニー・マーのギターに触れると 「何か」が「触発」される。 ココロにさざ波がたつような…。 母なる大地へ向かう川の流れのように…。 スミスについて語るのは今回が初めて。 語らなくていい…。みんなそれぞれ「思い」があるから。 でもアルはmaryaの声を通してスミスに興味を示してる。。 スミスのvoのモリッシー。 モリッシーは自分に不幸や振りかかる事件をただ嘆いているだけではない…。 そのコトを鏡として映し、作品にしてる。 普通なら、そんな不遇なコトを鏡にして見ると、痛みが伴うし苦しい…。 モリッシーはその苦しみの中に自分をおける人なんだろうな。 アーティステックな人って繊細だとか、傷つくとか、ひとくくりにされやすい。。 でも、maryaがアーティステックな人は最高だと思うのは 負(ネガティブ)のエネルギーを形として表現すると プラスのエネルギーに変換される。 鏡を通して自らを対峙させる。 変換器が生まれながらに取り付けられているみたい。 アルは将来、最高のレディになるね。確信。 maryaが音とセックスするとか、音はエクスタシィと表現してしまうのは、 こんな意味を持ってるの‥。今日始めて証します。 音の中にバビロンが潜んでる。 バビロンは聴く(聴くの漢字にも月が入ってるね)人の隙を狙ってる。 隙間を見つけたら背後から静かに近付いてくる‥。 maryaは気付かない…。 突然後ろから抱きしめられて接吻されたような感覚 彷彿してるmaryaを闇の中にさらうように‥ 歌詞や美しいアート、メロディの中で バビロンに抱かれる。 その感覚は、ココロの奥深い所にプラスの種を埋め込まれているよう‥。 クリムトの絵の「接吻」とバビロンの「接吻」は どこかmaraの中で合致するの。 クリムトを愛して病まない人に申し訳ないです。 矛盾してるけど、そうなの。 アルには生まれ持ってなのか、声が生きてる。 アルが歌うと、モリッシーの触発のように「何か」を触発させられる。 アルがスミスに響いたのは分かるよ‥。
by peachlips
| 2004-09-29 22:51
| 音楽
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